賃貸物件の間取り図では、少しでも評価を簡略化できるよう
MBやPSなどの略語を頻繁に使用します。
しかし、こうした略語は慣れている方でなければ、意味を理解しにくいものです。
今回は、賃貸物件の間取り図におけるMBとは何の略なのか、
PSとは何か、知っておきたいほかの略語についてご紹介します。
★賃貸物件の間取り図におけるMBとは何か?
MBとは、電気やガス、水道などライフラインの検針用メーターが収められている
メーターボックスの略称です。
賃貸物件においては共用部分に含まれており、
各戸ごとについているものの専有部分には含まれません。
そのため、居住者の方の私物を置くことはできない点に注意が必要です。
設備の点検や定期的な検針以外で開けられる機会は少なく、
居住者の方が自分で開けることもほぼありません。
メーターボックスは施錠できないため、物件の鍵をメーターボックスに入れておくと
外部の方に持っていかれる危険性があります。
★賃貸物件の間取り図におけるPSとは何か?
PSとは、賃貸物件で利用している上下水道などの配管が通っているパイプスペースのことです。
メーターボックスとは役割が異なりますが、玄関の横など似た位置の戸外に設置されているケースがよくあります。
検針メーターと配管がひとまとめになっている場合は、MBPSと表記されているケースが多いです。
それ以外にパイプスペースがどこに設置されているかは、物件によって異なります。
寝室の近くにパイプスペースがある場合、
下水などの悪臭や排水音などが居室部分に漏れてくる場合もあるため注意が必要です。
こうしたデメリットについては対策されている物件もあるため、
契約する前に大家さんに確認しておくと良いでしょう。
★MBやPS以外に知っておきたい賃貸物件の略語
賃貸物件の間取り図では、MBやSP以外にもさまざまな略語が使われている場合があります。
たとえば、専有面積である戸内に小さなスペースとして記入されている場合が多いRは、
冷蔵庫を置くスペースのことです。
物件によっては、備え付けの冷蔵庫が設置されている場合もあります。
また、Sと書かれている部屋は居室ではなく収納スペースの一種である納戸です。
居室として利用することもできますが、空調設備などが不十分な可能性があります。
靴箱が備え付けてある物件にはSBの形で記載されている場合が多く、
ほかにも収納スペースが略語で表現されているケースは少なくありません。
★まとめ★
賃貸物件の間取り図でよく見るMBはメーターボックス、PSはパイプスペースです。
両者はまとめられている場合もあり、基本的に物件の専有面積には含まれません。
また、賃貸物件の間取り図では、ほかにもR・S・SBなどの略語が頻繁に使用されます。
皆さまのお役に立てればと思います♪
それではみなさま本日も良い1日を(@^^)/~~~