賃貸物件の入居には敷金・礼金や、家具・家電など多くの費用がかかりますが、敷金は家賃滞納がなく、退去時の部屋の状態が良ければ返金されます。
そのため、忙しい引っ越しの最中においても、賃貸物件の退去立会いは重要な手続きのひとつです。
賃貸物件を退去する際の手続きのひとつである退去立会いの内容や所要時間、一般的な流れ、必要な持ち物などをご紹介します。
★賃貸物件の退去立会いの内容と所要時間とは?
退去立会いとは、賃貸物件の借主である入居者と貸主である大家さんや管理会社が、退去する部屋の状態を一緒に確認する作業です。
退去立会いの具体的な内容としては、部屋の状態を見ながら傷などの修繕が必要な部分について、借主と貸主のどちらが費用負担するかを協議します。
退去日に入居者の荷物がない状態でおこなうのが一般的で、部屋の広さにもよりますが、所要時間は一人暮らしの部屋の場合で30分程度です。
借主である入居者が費用負担する際は敷金から支払われ、修繕費用を差し引いた残額が返金、修繕部分が多く敷金では足りない場合は別途請求されます。
★賃貸物件の退去立会いの一般的な流れとは?
退去当日の部屋の状態が入居前とどう変わったか確認し、入居中についた傷などがあれば借主と貸主のどちらが修繕の費用を負担するか決めていくのが退去立会いの流れです。
賃貸物件の退去立会いとは大抵の場合は退去当日におこなわれ、それまでに荷物の運び出しと清掃を済ませておきます。
賃貸物件の退去を決断した場合は、まず賃貸借契約書にある解約時の取り決めの確認するのをおすすめします。
賃貸物件の契約内容によって変わりますが、退去する場合は1、2か月前には連絡するように定められている場合が多いため、計画的に退去の準備をしましょう。
★賃貸物件の退去立会いで必要な持ち物をご紹介
賃貸借物件の退去立会いに必要な持ち物としては、賃貸借契約書・鍵・身分証明書筆記用具・印鑑・キャッシュカードなどがあります。
賃貸借契約書は修繕の費用負担の取り決めを確認しながら退去立会いをおこない、退去立会い後に鍵(スペアキー含む)を返却するため、必ず必要になります。
身分証明書・筆記用具・印鑑・キャッシュカードは、退去立会い時に身分証明書の提示を求められた場合や、敷金の返金先の書類を記入する場合に必要です。
入居時にすでに傷などがあった場合は写真を撮り、退去立会いに持参すればその傷が入居前にあったと証明できます。
★まとめ★
借主である入居者と貸主である大家さんや管理会社が一緒に部屋の状態を確認し、修繕の費用負担などを話し合いで決めるのが賃貸物件の退去立会いです。
修繕の費用負担が借主となった場合には、賃貸物件の契約時に支払った敷金から差し引かれ、残額があれば返金されます。
皆さまのお役に立てればと思います♡
それではみなさま本日も良い1日を(^^)/~~~