ズバリ、みかんを食べすぎたことで手のひらや足の裏が黄色っぽくなる症状には『柑皮症(かんぴしょう)』という名前がついています。
みかんの黄色い成分には、カロテノイドの一種である「βークリプトキサンチン」が多く含まれています。
このβークリプトキサンチンが体内に入ると肝臓でビタミンAに変換されるのですが、大量に摂取した場合には変換が間に合わず、余った分を血液中の脂肪分に溶けて体内に流れ、皮下の脂肪細胞に沈着してしまいます。
毛細血管の集まる手のひらや足の裏などは特に色が出やすく、食べ過ぎた際に黄色くなりやすい箇所となります。
ですが、特に神経質になる必要は無く、治療などを行わなくても自然と元に戻る症状です。
「子どもの手が黄色い!」と病院に駆け込むケースも多いようですが、それほど慌てるような症状ではないことを知っておきましょう。
みかんに多く含まれるβークリプトキサンチンやβーカロテンには肌を乾燥から守る効果があるだけでなく、ビタミンAとして吸収されると目や喉の粘膜の分泌を助けるなど、冬には必須とも言える栄養素です。
適度に摂取することは健康の維持にとても効果的と言えるでしょう。
厚生労働省が推奨する果物の摂取量は、1日あたり200g以上を目標としています。
摂りすぎもよくないですので気を付けて摂取しましょう\(^o^)/✨